情緒深まる景色と実りを求めて

2泊3日でめぐる南東北ゴールデンルート

GR
2泊3日でめぐる南東北ゴールデンルート

秋色にきらめく南東北の街道を進めば、思わず息を呑む見事な眺望や円熟の味わい、温泉の癒やしが待ち受けている。
途中、レトロな街並みや横丁ものんびり散策し、ご当地ならではの伝統や文化に触れてみよう。

  • 仙台空港

    仙台空港

  • 松島さかな市場

    松島さかな市場

  • 松島島巡り観光船

    松島島巡り観光船

  • 源氏

    源氏

  • 宝珠山 立石寺

    宝珠山 立石寺

  • 山形県郷土館<br />
文翔館

    山形県郷土館
    文翔館

  • 蔵王四季のホテル<br />
CHECK IN.

    蔵王四季のホテル
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  • 蔵王四季のホテル<br />
CHECK OUT

    蔵王四季のホテル
    CHECK OUT

  • 農家カフェ<br />
森のガーデン

    農家カフェ
    森のガーデン

  • 旧堀切邸

    旧堀切邸

  • 福島稲荷神社

    福島稲荷神社

1日目

#仙台

松島のグルメと船旅を堪能した後横丁の名店でほろ酔い気分

空港に降り立って、枝豆のさっぱり風味がたまらないずんだシェイクでクールダウンしたら、最初の目的地、松島へ。国道
45号を進んで潮の香りを感じる頃「松島さかな市場」に到着。マグロ漁船を持つ船元が経営する観光市場のため、場内は1500を超える海産物が並んでいる。1階で寿司や海鮮丼をオーダーして、2階の食事スペースでランチタイム。どのネタも新
鮮で、瞬く間にペロリと平らげてしまった。

ここに来たら、観光船での島めぐりははずせない。約14kmを50分かけて周遊する仁王丸コースの船旅へ。仁王像が葉巻をくわえて座っているように見える仁王島でカメラをパチリ。そのほか鐘島や浦戸諸島など、たくさんのシャッターチャンスに恵まれた。

夕暮れ時、仙台市中心部のホテルにチェックインした後、アーケード街を散策。サンモール一番町を通ると、どこか懐かしさを感じる文化横丁の看板に遭遇する。冒険心を掻き立てられて奥に進むと、より細い小路が。その先の扉を開けるとコの字のカウンター。日替わりの小鉢と一緒に味わう地酒が、心地よく体に染み渡った。

仙台空港

仙台空港到着 !

仙台空港に着いたら、まずはずんだシェイク(レギュラーサイズ)380円をゴクリ!

車で

40

松島さかな市場

広い店内には珍味や缶詰、笹かまぼこなどがあり、ここでしか手に入らないものも多い

旬の海鮮がたっぷりのった海鮮ちらし丼/2200円

本マグロなど三陸のごちそうが大集合

三陸の新鮮な海の幸や加工品などが集まる観光市場。2階は120席以上の食事席が設けられており、寿司や丼、焼きもの、ラーメンなど多彩なメニューを味わうことができる。市場オリジナルの「松島かきバーガー」も人気。

松島さかな市場

住所
宮城県松島町松島普賢堂4-10
電話番号
0120-50-2318
営業時間
9:00~15:00LO (土・日曜・祝日は8:00~)
アクセス
三陸自動車道松島海岸ICより車で約15分
駐車場
あり

徒歩で

40

松島島巡り観光船

松島湾の名勝「仁王島」をモチーフに建造された仁王丸

風光明媚な松島湾を洋上から観覧

仁王島や鐘島、桂島といった大小さまざまな奇岩の島々が浮かぶ松島湾を、観光船に乗って優雅にクルージング。海岸からは決して見ることのできない景観が楽しめる。特に、大型船2階の展望デッキからの眺めは素晴らしい。

松島島巡り観光船

住所
宮城県松島町松島町内85
電話番号
022-354-2233
営業時間
出発時間9:00~1時間ごとに8便
料金
無休、大人1500円・
小学生750円・幼児無料
(2階は運賃プラス大人600円・小学生300円)
アクセス
三陸自動車道松島海岸ICより車で約5分
駐車場
お近くの有料駐車場
または町営の無料駐車場
をご利用ください

車で

40

源氏

情緒あふれるコの字のカウンター席

「特別純米 浦霞生一本」とお通しのセット/1210円

一献一品でもてなす横丁の名酒場

1950年創業、文化横丁の小路の先にある居酒屋。お酒一杯におつまみが一品付くスタイルで、お酒を頼むごとに料理が変わり4杯で一区切り。魚の干物やキンカンの甘露煮など、提供される一品はどれも味わい深い。

源氏

住所
宮城県仙台市青葉区一番町2-4-8
電話番号
022-222-8485
営業時間
17:00~22:00、月・日曜・祝日休
アクセス
東北自動車道仙台宮城ICより車で約10分
駐車場
なし(お近くの有料駐車場をご利用ください)

仙台市内ホテル チェックイン

2日目

#山形

山形が誇る歴史的スポットをめぐり蔵王の恩恵豊かなホテルに滞在

仙台のホテルをチェックアウトしたら、2日目のドライブがスタート。「立石寺」の入り口には「登山口」と刻まれた石柱が立ち、長く険しい道のりを予感させる。途中、根本中堂やせみ塚、仁王門を経由して奥之院でひと休み。さらに10分ほど歩いて開山堂と納経堂に辿り着くと、眼下に見事な見晴らしが現れる。そして、登り始めて約1時間強、ついに五大堂で目当
ての絶景にめぐり合えた。

五大堂からの景色の感動も冷めやらぬまま、七日町商店街の散策へ。昔ながらの石積み水路を活かした町づくりがされた「水の町屋 七日町御殿堰」で、しっとりカフェタイムを楽しんだ。もちろん旅篭町の山形県郷土館「文翔館」にも立ち寄り、華麗な館内を見学。ステンドグラスや天井飾りなど、細やかな装飾の美しさに思わず見とれてしまった。

この日の締めくくりは、蔵王温泉のリゾートホテル「蔵王四季のホテル」。雄大な山並みと森の息吹を感じる露天風呂でリフレッシュ。旬の山の幸を尽くした夕食の会席料理とこのホテルオリジナルの地酒が、さらに明日への活力を与えてくれた。

仙台市内ホテル チェックアウト

車で

1時間40

宝珠山 立石寺

奇岩怪石からなる山全体を紅葉の鮮やかな彩りが包む

立石寺の近くで購入できる山形名物の玉こんにゃく

断崖の上に立つお堂から街並みを一望

“山寺”の通称で知られる絶景の名刹。1015段もある長い石段を登って奥之院を目指す参拝ルートを辿れば、煩悩が消滅するといわれている。五大明王を祀って天下泰平を祈る道場「五大堂」は、山寺随一の展望台。

宝珠山 立石寺

住所
山形県山形市山寺4456-1
電話番号
023-695-2843(立石寺山門寺務所)
営業時間
8:00~16:00 (12~3月は8:30~15:00)
料金
大人300円・中学生200円・4歳以上100円
アクセス
山形自動車道山形北ICより車で約15分
駐車場
なし(お近くの有料駐車場をご利用ください)

車で

20

七日町通り

七日町御殿堰が流れる通りには、レトロな喫茶店やショップが数多く立ち並ぶ

徒歩で

すぐ

山形県郷土館 文翔館

時計台は現在国内で稼働しているものの中で2番目に古い

重要な会議などが行われていた豪華な内装の正庁

大正ロマンが香るレンガ造りの洋館

大正5年(1916)に建てられた英国近世復興様式の建物で、1975年まで県庁舎や県会議事堂として使用されていた。当時の工法を元に復原工事が行われ、現在は山形県郷土館として無料公開。ガイドボランティアの案内で見学できる。

山形県郷土館 文翔館

住所
山形県山形市旅篭町3-4-51
電話番号
023-635-5500
営業時間
9:00~16:30、第1・3月曜
(祝日の場合翌日)・年末年始休
料金
無料
アクセス
山形自動車道山形蔵王ICより車で約10分
駐車場
あり

車で

30

蔵王四季のホテル

ホテル館外にある乳白色の湯に満ちた露天風呂「離れ湯 百八歩」

夕食の会席料理では、山形牛の陶板焼きなどがいただける

蔵王の自然が取り巻く高原の温泉ホテル

蔵王連峰の麓にあるリゾートホテル。周囲の豊かな自然をすぐそばに感じられるかけ流しの天然温泉の露天風呂や、きめ細かな霜降りの山形牛などを味わえる夕食、高原を見渡す景観が満喫できる客室と、上質なくつろぎに満ちている。

蔵王四季のホテル

住所
山形県山形市蔵王温泉1272
電話番号
023-693-1211
営業時間
チェックイン14:00・チェックアウト10:00
料金
2名1室利用1名2万2150円~
アクセス
山形自動車道山形蔵王ICより車で約30分

3日目

#福島

旬のフルーツパフェを頬張ったら伝説が彩る古社でゴールイン

3日目は、東北中央自動車を経由して福島市のフルーツラインへ。沿道には観光果樹園や直売所が数多く立ち並び、旬のフルーツを求めて多くの観光客が訪れる。「まるせい果樹園」では、果物狩りを楽しめるだけでなく、農家カフェも併設している。ナシまるごと1個やたくさんのブドウの粒を使用した季節限定のパフェが看板メニューだ。

飯坂温泉街へ向かい、地元が誇る名家の邸宅を訪ねよう。「旧堀切邸」内には源泉かけ流しの足湯・手湯もあり、美しい庭園を眺めながら憩いの時間を過ごすことができる。そして福島駅前では、本町交差点から万世町に到る商店街「パセオ470(よんななまる)」を散策。「パセオ」とはスペイン語で散策を意味し、欧風デザインの街路灯や彫刻が通行人の目を楽しませている。

平安時代の天才陰陽師、安倍晴明。実は、福島市は清明伝説にゆかりが深く、「福島稲荷神社」創建の歴史にも大きく関わっている。また、全国でも珍しい「競馬勝守り」を授与していることでも知られ、全国の競馬ファンにも人気が高い。

蔵王四季のホテル チェックアウト

車で

1時間20

農家カフェ 森のガーデン

「まるせいシャインマスカットぶどうパフェ」(写真左)と「まるせいぶどうパフェ シャインミックス」

果樹園のすぐそばにあるテラス席

フレッシュな果実を丸ごとパフェに

東京ドーム約2個分の広大な敷地を誇る「まるせい果樹園」直営の農家カフェ。旬の新鮮なフルーツをふんだんに使った食べ応え抜群のパフェなどのスイーツが味わえ、秋はナシやブドウ、リンゴが食べごろを迎える。

農家カフェ 森のガーデン

住所
福島県福島市飯坂町平野森前27-3
電話番号
024-541-4465
営業時間
10:00~15:45LO(日曜・祝日は~16:45LO)、冬期休
アクセス
東北自動車道福島飯坂ICより車で約5分
駐車場
あり

車で

10

旧堀切邸

天井が高く、座敷飾りなどの造作も凝っている近代和風住宅の主屋

堀切家が大庄屋を務めていた頃から使われていた座敷蔵「中の蔵」

古き良き時代の佇まいと湯の恵み

江戸時代から続いた豪農・豪商の旧家を、補修・復原・一部新築により整備した飯坂温泉の観光交流拠点。福島県内で現存する最大かつ最古の土蔵「十間蔵」や近代和風住宅の主屋など、邸内を自由に見学できる。

旧堀切邸

住所
福島県福島市飯坂町東滝ノ町16
電話番号
024-542-8188
営業時間
9:00~21:00、無休(臨時休あり)
料金
無料
アクセス
東北自動車道福島飯坂ICより車で約15分
駐車場
あり

車で

30

パセオ470

街路樹が続く石畳の通りで、おしゃれなカフェやショップが軒を連ねるパセオ470

徒歩で

すぐ

福島稲荷神社

明治神宮創建時建立の由緒あるヒノキの大鳥居で、1966年に拝領

拝殿や幣殿、本殿には上質な台湾桧が使われている

平安の神秘が漂うおいなりさん

一条天皇に重用されていた陰陽師の安倍晴明が、将来大いに有望な地相であるとして創建。衣食住を司る豊受比売大神を主祭神としている。福島市民からは“おいなりさん”として親しまれ、秋の例大祭では多くの人出でにぎわう。

福島稲荷神社

住所
福島県福島市宮町1-29
電話番号
024-522-2702
営業時間
参拝自由
アクセス
東北自動車道福島西ICより車で約15分
駐車場
あり
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