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福島
第2回:工房おりをり
福島は蚕の卵から養蚕、織物まで一連の仕事が今も残る貴重な地域。染織工房おりをりは、養蚕の魅力を伝えながら、昔ながらの手仕事を体験できる施設だ。春は芽吹いたヨモギで、夏は庭で育てたアイで、秋は剪せん定ていされたモモの枝で染色も。あたたかな季節には蚕の成長に出合えることも。
「命をささげた一つの繭から1500mもの生糸ができるのよ」と主宰の鈴木美佐子さん。そんなおしゃべりを楽しみながら、生繭の生化粧水づくりを体験。蚕には太陽の紫外線から身を守る力があるという。繭を精製水で煮込み、セリシンという成分を抽出し凝縮。グリセリンと合わせ自分だけの化粧水が完成した。
「疲れたら縁側で休んでね」と鈴木さん。懐かしくゆったりと流れる時間が心地よかった。 -
仙台
第1回:スパメッツァ仙台 竜泉寺の湯
ふと思い立ち、ドライブで「スパメッツァ仙台 竜泉寺の湯」へやってきた。
19種類のお風呂とサウナが楽しめ、日本最多となる6つの炭酸泉が魅力的。炭酸泉は身体を効率よくめ、冷えを改善、免疫力を高めると言われており、疲労回復や美肌も期待されている。身体を芯まで温めてからサウナへ。じんわりやわらかな熱に包み込まれていると、次第に汗が流れ始めた。「ハーブ香る潤い杜のソルトサウナ」に常設された、泥パックと塩もうれしい。ととのいスペースで横になり、仙台の空をぼんやり眺め、四季を肌で感じながら外気浴。頭のコリがとけていくようだった。
食欲そそるサウナ飯を食べながら、お腹を満たす。次は何をしようか、どこに行こうか、想像が膨らんで、わくわくしてきた。