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仙台~山形~福島を巡るドライブへ

2019年に東北中央自動車道が開通し、仙台・山形・福島が環状高速で直結。南東北3市とその周辺への旅がもっと楽しくなる。さあ、好奇心のおもむくまま、その土地ならではの魅力を探しに出かけよう。

特集1-1

スタートは日本三景・松島から。 ドライブならではの気軽な充実旅

 潮風に吹かれながら松島湾を眺めると、島々にかかる赤い橋が鮮やかに見えた。橋には出会い橋(福浦橋)、縁結び橋(五大堂)という興味深い名前も。ご利益を求めて歩くうちに、心がすっと軽くなるような心地よさがあった。
 伊達家の菩提寺である瑞巌寺では、本堂の華やかな襖絵に驚く。孔雀と四季の移り変わりが描かれた背景が知りたくなる。
 さらなるご利益を求め大崎八幡宮へ。そこから仙台城跡へ向かい、仙台市博物館を見学した。ゆかりの品々や資料を辿りながら、政宗公の想いや仙台の街が築かれてきた歴史を知り、もう一度仙台市街を眺めてみる。好奇心から始まった旅の趣がぐっと深まった。

伊達家の菩提寺 瑞巌寺ずいがんじ

本堂の中にある、室中孔雀の間。本堂には10の部屋があり、それぞれの使われ方や描かれた襖絵、空間の趣にも注目だ

慈覚大師が天長5年(828)に創建したと伝えられ、現在の荘厳な建物は伊達政宗公が慶長14年(1609)に完成させた。
日本三景に数えられる松島と合わせ、ゆっくりと巡りたい。

  • 中門から覗く瑞巌寺本堂

住所 宮城県宮城郡松島町松島字町内91
アクセス 松島海岸ICから車で約15分
JR松島海岸駅から徒歩10分
駐車場 無し
TEL 022-354-2023
営業時間 4~9月8:30~17:00(10月・3月は~16:30、11月・2月は~16:00、12月・1月は~15:30)
料金 拝観料 大人700円 小中学生400円
公式HP https://zuiganji.or.jp/

伊達家の威風と絢爛たる趣 大崎八幡宮

仙台藩総鎮守として伊達政宗公により慶長12年(1607)に創建された大崎八幡宮。
現存する最古の権現造りとして国宝に指定。安土桃山文化の特徴である生彩色や飾金具、
総漆塗の豪華絢爛な社殿は、400年の歴史を感じさせる貴重な遺構。ご利益は必勝・安産・厄除けと、多くの方が参拝に訪れるパワースポット。

住所 宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
アクセス 仙台宮城ICから車で約20分
JR仙山線国見駅・東北福祉大前駅から徒歩約15分
駐車場 あり
TEL 022-234-3606
公式HP https://www.oosaki-hachiman.or.jp/

仙台市街、太平洋を望む 仙台城跡

天守台に立つ政宗公の騎馬像は、青葉山公園のシンボル。仙台に来たなら凛々しい姿を拝みたい

標高約130mに築かれた仙台城(青葉城)跡に立つ伊達政宗公騎馬像。仙台城跡一帯が青葉山公園となっており、天下取りの野望に燃えた政宗公と同じ目線で、仙台市街を見渡すことができる。日没から23時までは石垣と騎馬像がライトアップされるほか、仙台の夜景を存分に楽しむことができる。

  • 眼下に仙台市街、遠く太平洋を一望できる、絶好のビュースポット

住所 宮城県仙台市青葉区川内1
アクセス 仙台宮城ICから車で約20分
駐車場 あり
掲載情報 https://www.sentabi.jp/guidebook/attractions/78/

仙台の歴史・文化を知る 仙台市博物館

黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用/重要文化財
仙台市博物館蔵(展示期間は要問い合わせ)

伊達家ゆかりの文化財を多く所有し、季節ごとにテーマを変え展示を行っている。甲冑や刀、書状など、貴重な資料を間近に見られることも。建物は仙台城三の丸跡にあり、城跡をしのばせる場所を探しに散策してみるのも面白い。 

住所 宮城県仙台市青葉区川内26(仙台城三の丸跡)
アクセス 仙台市地下鉄東西線「国際センター駅」南1出口から徒歩約8分
仙台駅西口バスプール⑯から「るーぷる仙台」で約20分の「博物館・国際センター前」下車、徒歩約3分
仙台宮城ICから車で約10分
駐車場 あり
TEL 022-225-3074
営業時間 月曜(祝日・振替休日の場合は開館)及び祝日・振替休日の翌日(土・日曜・祝日は開館)
12月28日~1月4日休
※大規模改修工事のため令和3年10月1日から休館中。令和6年4月に再開館予定。
料金 常設展観覧料一般・大学生460円 高校生230円 小・中学生110円
公式HP https://www.city.sendai.jp/museum/
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