オンリーワンの出会いを求めていざ出発!

商店街探訪

第5回福島市・福島文化通り商店会

その街で暮らす人の日常が溶け込んだ商店街を、少しお散歩してみる連載企画。個性豊かな雰囲気を楽しみ、グルメを堪能し、地元の人とおしゃべり。
今回は幅広い店が並ぶ、福島市・福島文化通り商店会へ。

来訪者とともに育んできた豊かな時間

福島市民に「おいなりさん」と呼ばれ親しまれている「福島稲荷神社」。福島文化通り商店会はその西参道へと続き、現在約60店舗が加盟している。総菜店や飲食店、カフェ、雑貨店、洋服店など生活に欠かせないあらゆるジャンルが揃う。
もともと商店街周辺は寺院が多い地域で、古くは「石屋小路」と呼ばれていた。昭和25年(1950)に商店街組合の活動が始まると、道路の再生といった事業をはじめ、「福島稲荷神社」の例大祭で山車を引いたり、イルミネーションを使ったイベントを企画したりと、訪れる人々に豊かな時間を提供してきた。
そして夏の風物詩が、29年間続く「七夕まつり」。新型コロナウイルスの影響で、今年を含む3年間は開催を見合わせているが、例年8月には市内の園児たちが飾った大きな竹飾りを約100mにわたって展示する。

活気溢れる日常を取り戻しつつある商店街

商店街入り口にある創業120年の青果店「阿部庄」の菅野さんは、商店街の日常をずっと見守ってきた。「朝夕は通学通勤の安全のために車両は通行止めに。お昼になれば周辺で働いている人たちが食事に集まってくるよ。ファッションのお店も多くて、幅広い年代の女性がショッピングしているね」。
その言葉通り、服にバッグ、アクセサリー、雑貨など、華やかなラインナップに思わず目移り。なかでも目に留まったのが、着物店「とみ田」で出してもらった涼し気な浴衣の生地。「七夕まつりにわらじ祭り、それから花火大会。夏はやっぱり浴衣だよね」。ますます活気溢れる、真夏の商店街が目に浮かんだ。

伝統的な柄からポップなデザイン、男性用まで揃う「とみ田」★1の浴衣。
アメリカン雑貨のお店「FLATBASE」★2。ヴィンテージトイのほか、ファイヤーキングなどの食器の品揃えも豊富。
本場アメリカで仕入れた古着に出合える「SPANKY&LORO」★3。
福島ゆかりの品々が揃う「ent」★4。写真は会津木綿のスタイや雑貨、飯舘村の草花を使ったボタニカルキャンドル。
お総菜やお弁当が人気の「つけもの高田食品店」★5。
商店街を案内してくれた「阿部庄」★6の菅野信一さん。
おしゃれな鞄やお財布に目移り。創業70年の「sakuya」★7
商店街西側の入り口。道の先は「福島稲荷神社」に続いている。
アクセス 東北道福島西ICもしくは福島飯坂ICから車で約15分
駐車場 なし
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