オンリーワンの出会いを求めていざ出発!
第6回山形市・大手門通りすずらん商店街
山形駅周辺の発展から時代と共に変化した飲食店街
JR山形駅を出て、国指定史跡山形城へと続く表参道に「大手門通りすずらん商店街」がある。通り沿いには平安時代から受け継がれる山形鋳物で造られた、山形城の開祖 斯波兼頼公の像を見つけた。
ここはもともと山形城の三の丸の内側。戦後、鉄道の開設と共に発展してきた。昭和37年頃から火災に強い街づくりをしようと、道幅を広くし、3階建てで3~8軒ほどが一緒になった長屋のようなコンクリートの耐火建築が建てられ、現在の商店街の基盤に。駅から近いため市内外の需要により、日用品や食料、洋服店からカメラにレコード、あらゆるお店が並び、「横のデパート」と呼ばれていた。近年は郊外にできたショッピングセンターや、ネット販売の普及によって、次第に夜の飲食店が増加。通り沿いにお店は100軒ほどあり、現在大手門通りすずらん商店街振興組合には約40軒が加盟している。
地域、学生との繋がりからより豊かな商店街に
「商店街は人との関わりをもってなんぼ。人に訪れてもらえる工夫をしながら存在意義を見出していきたい」と組合の理事長を務める船山隆幸さん。路上駐車スペースにキッチンカーを設置する社会実験や、歩道の一部にテラスやベンチを設置したり、車両通行止めにしてイベントを開催する事業など、昼夜問わず居心地の良い空間を創出するため、地域や学生と取り組みを進めている。
リノベーションされたビルは、コーヒースタンドとなり、行き交う人を癒やしている。夜には穏やかな明かりで観光客や仕事終わりの人々を迎え、賑わいを見せていた。
住所 | 大手門通りすずらん商店街振興組合:山形県山形市香澄町1-5-10 |
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アクセス | 山形道山形蔵王ICより車で約10分 |
駐車場 | お近くのコインパーキングをご利用ください |
TEL | 023-623-2780(船山書店内) |
https://www.facebook.com/suzuran.shoutengai/ |